この記事では、
- 「予定日超過で誘発分娩をすることになったんだけど、誘発分娩って具体的にどう進んでいくの…?」
- 「いろんな人の出産レポを読んで、お産のイメージを膨らませたい…!」
という方に向けて、
- 誘発分娩で入院した時の様子
- 陣痛が来てから生まれるまでの流れと感情
について、自分も同じように不安になったり挫折した経験を踏まえ、実体験ベースでお伝えします。
実は私は妊娠中、お産が怖くて怖くてたまらず、結果、いろんな方が出産レポや出産動画などを出しているのを知ってはいたものの、それらを避けに避けまくり、全く見ようとしていませんでした。
それが、予定日を超えて誘発分娩が決まった際、誘発分娩の具体的なタイムスケジュールをお医者さん・助産師さんに教えてもらえず(おそらくタイムスケジュールは当日の妊婦さんの状態によって違うと思うので、具体的に教えてもらえないのは当然のことではあるのですが。)
それまで恐怖心から一切読もうとしていなかったいろんな方の出産レポや動画を、気が狂ったように読み漁るようになりました。
結果、出産レポを読み漁ったことで、誘発分娩の流れが理解できたのみならず、
「なるほど、このタイミングで心が折れやすいのか。心得ておこう…。」と知識を得ることができたり、「みんななんだかんだ出産を乗り越えているんだな…。私も頑張れるかも…。」など勇気を持つことができたりして、
且つ実際お産の間には「これがみんなが出産レポで言っていたやつか〜〜〜」となるタイミングが何回かありました。
私が皆さんの出産レポに救われたように、私も出産レポを書くことで、誰かのお産のお役に立てたらなと思っています。

まるで1個上の先輩とサシ飲みに行ったかのように、「有益な情報が得られた」「心が少し軽くなった」「また明日から頑張ろう」、そんな気持ちになっていただけたら嬉しいです。
1. 入院1日目(2025/03/03)

以下に記載する入院1日目の内容は、実際に私が入院しながらスマホにとっていたメモに、加筆修正を加えたものになります。
入院1日目は、まだスマホにメモをとって実況中継をする余裕があった…。
①午前中の流れ
おしるしがあった。病院のHPに、おしるしがあった場合も電話してくださいと記載があったため、念のため病院に電話。
お医者さんに、今日から入院予定なので普通に来てくださいとのこと。
病院に到着。いつも通り血圧、体重測定を行う。さらにこの時は体温も測った。
夫は一緒に入院することはできないので、ここでバイバイ。
NST。今回は入院前の特別対応として、赤ちゃんの心臓の録音を撮ってもらうことができた。
赤ちゃんが寝ていたので機械で起こされる。
NST終了。中待合室で待機。前の人がちょうど誘発分娩の説明(◯月◯日までに陣痛が来なかったら誘発分娩のために入院になりますね〜)を受けている声が聞こえてくる。
私の他にもう1人、今日から誘発分娩で入院する妊婦さんがいて、一緒に中待合室で待っていた。その人は私よりも先に診察室に呼ばれた。
その妊婦さんは診察室から出てきた後、バルーンが抜けてしまうかもしれない状態とのことで車椅子で運ばれていった。その人は、もう今日の11時から促進剤を使うらしい。運ばれる場所は大部屋で、促進剤を打った後は即分娩室、という声が聞こえてきた。
ようやく診察室に呼ばれる。いつも通りお腹に機会をあててエコーを取る。
「予定日をすぎているので羊水の量は減ってるけど、問題はないですね〜」と言われる。推定体重3090g。
「お腹の右上側が押されると痛いんです(腎盂腎炎)」ということを伝えた。
そのあとは内診室に移動。一指と判断されラミナリアを入れることに。
(ガーン。あんなにウォーキング頑張ったのにまだ一指か…。私より前に診察室入ってた人はバルーンだったのに…。)とショックを受ける。
ラミナリアを入れられる時は、ラミナリアだけをすーっと入れられるのではなく、何か機械のようなもので穴を広げてからラミナリアを入れられた。
機械を入れられた時、最初は痛くてビクッとしてしまったが、機械を入れられ続けていると痛みにも慣れてきて、機械がとられた後は何も痛みを感じなかった。
ラミナリアを入れられている最中、お医者さんと助産師さんに「力抜いて〜、肩とお腹の力抜いて〜、ため息吐いて〜」と何回も言われた。ため息を吐いてと言われていたが、ずっとフーフー息を吐くことしかできなかった。
内診終了。部屋に案内するので中待合室で待っていてと言われる。
入院部屋に移動。助産師さんが案内をしてくれる。
私は車椅子に乗ることはなく、普通に歩いて移動だった。移動しながら、病棟の各場所の説明を受ける。
私の移動先も大部屋だった。先ほど一緒に中待合室で待っていた妊婦さんも同じ大部屋にいる様子。カーテンでそれぞれのベッドが区切られている。
赤ちゃんが産まれるまでは大部屋で入院で、生まれてからは個室に移動とのこと。テレビがついているが、大部屋なので無音にする必要があり、音を聞きたければ有線のイヤホンをつけてとのこと。
助産師さんに「こちらが、病院で用意している産後グッズ(産褥パッド・産褥ショーツ・着圧ソックス等)のバッグです」と渡され、(あ、まだ産まれてないけど産後グッズくれるんだ…。)と思う。
助産師さんに「このパジャマ(病院で用意)に着替えてくださいね〜。バッグの中にある産褥ショーツと着圧ソックスは、もう今から着用してください。ラミナリアを入れているので、出血があるかもしれないので、産褥ショーツにナプキンをつけて欲しいですけど、持ってきてますか?なければ産褥パッド使ってくださいね」と言われる。
産褥パッド使うのもったいない気がするな…と思い、「おりものシートならあるのでそれでもいいですか」と聞くと、「うん!それでもいいですよ〜」とのこと。
着替え終わったらナースコールを押して呼んでくださいと言って、助産師さん退室。
着替えている最中、薬剤師さんが来て腎盂腎炎の薬を渡してくれたので、それを飲む。
着替え終わったのでナースコールで助産師さんを呼ぶ(人生初ナースコールでドキドキ)。
助産師さんに、さっき渡し忘れちゃっていたのでと、病棟に入るためのセキュリティカードを渡される。
NSTの準備をしてもらいながら、助産師さんに「今日を誕生日にしたいですか〜?」と聞かれ、「えっっっ、あっっっ、この日を誕生日にしたいと思っても、その通りに生まれてきてくれるものなのかなって…」と曖昧な返事をしてしまった。
1週間前にお医者さんから誘発分娩の説明を受けた際は、「長い人だと、まず子宮口の拡大に1日から2日、その後陣痛促進剤の錠剤を飲んで1日2日程度、その後点滴を打って1日、合計で5日程度かかる場合もあります」と言われていたので、私は5日間フルコースを覚悟してこの入院に臨んでおり、助産師さんの「今日を誕生日にしたいですか」の言葉は想定外。
ベットに寝ながらNSTを40分ほど取る。ベッドの頭の上がウィーンとあげられる。
NSTをしている最中に、赤ちゃんの聴覚検査などの同意の書類を記入。
書類を記載している最中に、先ほどの妊婦さんが分娩室に移動する様子が聞こえた。
書類記載後は、少しぼーっと休憩したのち、せっかくなのでテレビを無音でつけてNSTを受けていた。
お昼ご飯が運ばれてくる。出産後のママが食べるものと同じメニューの料理が運ばれてきた。豪華。
しかしNST中なのでまだ食べられない。
NST終了。結構長い時間NSTをしていたような…という気持ち。
午後は、陣痛などが来なければ特に予定はなく、2時間ごとにNSTをとるとのこと。廊下を歩いたりスクワットをしたりは自由ですとと言われる。
助産師さんに「たぶん明日からは点滴ですね〜」と言われたが、(私ラミナリア3本しか入ってないから流石に明日から点滴はまだでは…?)と心の中で思っていた。
助産師さんに「今日はパパは面会に来る予定ありますか〜?」と聞かれたので、「今日は雪が降る天気予報だから家でゆっくりしててねと伝えているので、来ないと思います」と助産師さんに伝える。
お昼ごはんを食べる。
②午後の流れ
お昼ご飯を食べ終わったのでトイレに行く。普通に尿も便もできた。うんちは硬め。
夫とLINE。窓を見て、外で雪が降っていることに気づく。
部屋の中で、産休に入ってから毎日欠かさずに行っていた妊婦運動を行う。
運動終了。再度部屋の荷物の整理。産後グッズとして渡されたカバンの中身を改めてしっかり確認。
助産師さんに「病院の廊下とかも自由に歩いて運動していていいですからね〜」と言われていたので、病院の廊下を歩こうとするも、赤ちゃんとご対面らしき夫婦の声が廊下から聞こえて、廊下に出るのを辞める。
廊下が静かになったので歩く。が、廊下の距離が短すぎて歩きがいがなく、且つ助産師さんなどが廊下を行ったり来たりしていて恥ずかしかったため、3往復くらいで脱落。
しばらく部屋の椅子に座って休憩。廊下からは度々赤ちゃんの泣き声が聞こえてくる。
流石に運動しないとダメかなと思い、廊下ではなくカーテンの仕切りの中を歩くことに。
6歩で端から端まで移動できてしまう狭さだったが、ひたすら仕切りの中を往復。まあ気が狂いそうになる。
助産師さんがやってきて「入院中のお産前の人の、写真を撮るサービスをしているので、撮影しましょうね〜」と言ってくれた。
(帝王切開とか無痛分娩の妊婦さん用サービスかな…?今日は夫は面会には来ないですと伝えていたので、助産師さんが気を遣ってくれたのかも。確かに暇すぎるし。)と心の中で思っていた。
廊下に写真撮影用の飾り付けがあり、その前で写真撮影。
少し休憩。椅子の上でうとうとしていた。
2時間おきにNSTとると言っていたが、14時を過ぎても助産師さんが来る気配なし。
(私があまりにも元気だから無理に取らなくてもいいと判断しているのか…?NSTをとるのに一回2000円するらしいし…。いやでもあの2000円という金額は妊婦健診の時の追加料金なだけであって、入院中のNSTにはお金はかからないのでは…、というかかからないであってくれ、2時間に1回NSTをとって1回2000円してたらお金がとんでもないことになっちゃうよ〜〜)など考えていた。
※ちなみに後日、退院後に料金明細を見てみましたが、あまり細かく内訳を書いてくれておらず、結局入院中のNSTにお金がかかっていたのかどうかはわからずじまいでした…。
おやつが運ばれてくる。おやつは緑茶と桜餅だった。(あれ、緑茶はカフェインが入っているから妊娠中は飲まない方が良かったんじゃないの〜〜ここも産後のママと同じものを出すのか〜い、もう飲んでいいの〜〜?)と思うも、美味しそうだったので遠慮なくいただく。
※妊娠中はカフェインを含む飲料はコップ1〜2杯に抑えるべきというのが一般論。なので病院側の対応には全く問題はありません。
休憩終了。まずトイレに行く。出血している様子は一切なし
夫からLINEが来たので対応
再度廊下を歩こうかと思ったけど、廊下の椅子でどなたかの夫が項垂れていたため、(何か分娩中に異常でもあったのだろうか…)と思い、廊下を歩くのは流石にやめた。
薄々思っていたが、どうやら大部屋の中には自分以外誰も泊まっていない様子だったため、それならばと仕切りのカーテンを開けて、大部屋の中を歩くようにした。11歩くらいで端から端までを歩けるようになる。
コンシェルジュの方がおやつを下げにきた。
コンシェルジュの方が、暇そうにしている私に気遣ってか、部屋の説明(こうやったら窓のカーテンの開け閉めができます、電話の受話器を外してこのボタンを押したらコンシェルジュにつながりますよ、等)をしてくれた。
「運動頑張ってますね〜」と助産師さんがやってくる。
NSTをするのかと思いきや、「赤ちゃんの心音を聞きますね〜」とのことで、お腹に心音を聞く機械を当てられた。
赤ちゃんの心音を聞きながら、「今日はひな祭りなので夜ご飯が豪華だと思いますよ〜お寿司が出るかな〜?」と助産師さん。
赤ちゃんは元気とのこと。
「痛みとか大丈夫ですか〜?」と聞かれたので、「耐えられないレベルではないです。生理痛よりも弱い痛みくらいです。」と答える。
「このままの調子だと寝れそうですか?」と聞かれ、「寝れそうです」と答える。
「夜でも破水とか痛みきたら全然呼んでくださいね。今日の夜はおそらく◯◯さん以外この大部屋に泊まらないと思いますよ〜」と言われる。
一旦休憩がてら、スマホにとっていたメモをGoogleドキュメントに移す。
夫にLINEで、「これからは都度LINEするのではなく、Googleドキュメントに実況中継するからそれを見て状況を判断してね」と伝える。
大部屋の中を再度歩き回る。
歩いてる最中たまに、軽い悪寒がそわーっと来て、顔がぐっとこわばるくらいのお腹の張りが何回かあったが、生理痛というほどではなかった。下腹部がズーンとする感じ。
一旦休憩。1時間くらい歩いた。
おりものシートを確認するも出血は全くなし。テレビを見ながら休憩。
念のためお腹の下腹部が痛くなるタイミングをアプリで測るも、やはり頻度がバラバラ。前駆陣痛だったらいいけど、前駆陣痛ですらない可能性もある…。
ナースコールから電話。この後診察するのでお手洗いを済ませて廊下の椅子で待っていてくださいとのこと。
診察に呼ばれる。助産師さんが夜勤の人に代わっていた。
診察場所は手術室。雰囲気が手術室すぎてド緊張。
院長による診察。院長に「産気づいたりはまだしてない?」と聞かれ、「まだだと思います…。」と回答
「お腹張りやすくなってきた?」と聞かれたので「はい」と答える。(やはりこれは前駆陣痛ではなくただのお腹の張りなのだろうか…?)と勝手にちょっと落ち込む。
内診をされたが、普通に痛かった。毎度のごとく「足ちゃんと開きましょうね〜」と言われる。
院長に「でも結構いい感じに子宮口開いてるじゃない。まだ棒は抜けてはないけど。明日の朝にもう一回様子見。」と言われた
③夜の流れ
部屋に戻ると夜ご飯が運ばれてきたので、夜ご飯を食べる。
確かに夜ご飯が豪華。お寿司が出てきた。(もうここまで来たらナマモノでもカフェインでも誤差ってことなのか…?)など思っていた。
夜ご飯を食べ終わる。
定期的に生理痛っぽい痛みが来るため、もうこれは前駆陣痛だろ!と思い、前駆陣痛の時の過ごし方動画を見始める。
動画の中で、陣痛の感覚をアプリで測ることに真剣になる必要はない、と言われていたため、痛みの間隔を測るのをやめた。
夜食が運ばれてくる。
前駆陣痛に合わせて呼吸法の練習をやってみたが、肺活量が少ないのかあんまり楽にならない…。全然長く息を吐けない…。
夜食のパンを食べる。
夜食を食べなくても、夜ごはんだけで結構お腹いっぱいだったが、「お産は体力勝負。食べられる時に食べたほうがよい」とyoutubeの助産師さんも言っていたような気がするので食べる。その後歯磨き。
歯磨きから帰ってくると、即ナースコールから電話。
これからNSTをとるのでお手洗いを済ませてとのこと。
お手洗いではうんちが普通に綺麗に出てきた
NST開始。助産師さんに前駆陣痛っぽい、生理痛っぽい痛みが来ていることを伝える。
何分間隔か、何時くらいから痛みがあったか、入院する前からあった痛みか、夜ご飯はどれくらい食べられたか、棒が抜けている間隔はあるかなど聞かれた。
棒が抜けている間隔は全くなかった。
20時に腎盂腎炎の薬を飲むために19時半に夜食を食べ終えたのに、NSTが始まってしまったので薬が20時に飲めないことに気がつく。
NST中も、お腹が定期的に張るので、呼吸法を行なっていた。
NSTの途中、ポコポコっとした感覚が子宮の方でした。(これが棒が抜けた感覚…??)と思ったけど、確信は持てなかった。
NST終了。腎盂腎炎の薬を飲む。
助産師さんに、「痛みは強くなってないですか?」と聞かれ、「痛みは強くなっていないです、生理痛くらいです」と答える。
助産師さんはNSTを見て、「結構いい張り来てますね、寝れないくらい痛みが強くなってきたら教えてくださいね」と言ってくれた。
「今日ってお風呂入れますか?」と聞くと、「お風呂は赤ちゃんが産まれるまで入れませんよ」と言われ、(えっっっ、誘発分娩が5日間のフルコースだった場合、5日間お風呂入れないの…?まじで……?)とショックを受けるも、(でもこの前駆陣痛っぽいのが来てる感じ、5日間かからずに産まれそうな気もするな…。)など考えていた。
助産師さん退室後、ちょっと立っておりものシートを確認するも出血はなし。
お腹を触ってみたら、明らかに下腹部がぽこっとしている。お腹の上の方はおそらく赤ちゃんの足が?めっちゃお腹を蹴っているからか?張っているように感じた。
夫とLINE。
ベットの頭を上に上げて、痛みがきたらあぐらで呼吸法、それ以外はだらんと頭を枕に預けるがすぐにできるようにセット。
助産師さんが血圧を測りにくる。
お腹の張りが結構な頻度で来ていることを伝えると、急遽内診されることに。
(内診か〜また手術室行くのか〜)とベッドから起きあがろうとしたら、「あ、ここのベッドで私がやるので寝っ転がってください」とのこと。
(助産師さんが内診〜!ついに私も助産師さんに内診されるフェーズに来たのか〜)と思っていた。
夜ご飯を食べた時より痛みは強くなっているかと聞かれて、「そうかもしれないです」と回答。
内診、普通に痛い。し長い。めっちゃ「いてててててててて、いてててててててて…..。」と言っていた。
子宮口は3センチ空いてて、棒は抜けているとのこと。結構出血していたらしい。助産師さんが産後グッズの鞄から産褥パッドを出してつけてくれた。
「棒が抜けてたので、ここから張りが弱まるかもしれないし、強まるかもしれないです」とのこと。
痛みの間隔がなんとなく定期的な感覚になってきたような気がするので、念のためアプリで記録を再開。
ちなみに呼吸法、いざとなったら普通に結構できる。本気度合いが全然違う。
助産師さんが赤ちゃんの心拍を測りにくる。
ちょうどそのタイミングで何かがどろっと出た感覚。助産師さんに見てもらったところ出血だった。
寝れるかどうか助産師さんに聞かれて、「寝れなさそうです」と答える。
アプリの間隔を見てもらったところ、「痛みの間隔が10分切ってますね、もしかしたら陣痛きたかもしれないですね。腰をあっためると少し楽になるので、腰を温める座布団を持ってきますね」とのこと。
腰を温めるやつが暑すぎたので勝手に外してしまった。
YouTubeの助産師さんの動画では、「呼吸法を行うときはあぐらがいい」と言われていたので、できる限りあぐらでいようと思っていたが、病院の助産師さんに「座ってるほうが楽なの?横になって休むのも大事だよ」と数回言われ、おとなしく助産師さんの助言に従い横になることに。
横になっても意外と陣痛に耐えられることに気づき、そのままできる限り体を休める。
ここら辺から、体力温存が大事フェーズに入っているような気がして、Googleドキュメントでのリアルタイム実況、陣痛カウンターの使用を辞める。
夜中に何回か助産師さんが様子を見に来るも、助産師さんがカーテンをそっと開ける音に、私は毎回反応して起きてしまっていた。
2. 入院2日目(2025/03/04)

以下に記載する入院2日目の内容は、産後しばらく経って落ち着いてから、ゆっくり思い出しながら書いたものになります。
痛みで記憶がぶっ飛んでいるところなどがあったため、立ち会ってくれた夫と「こんな感じだったよね」と一緒に思い出しながら書きました。
①朝起きてから陣痛促進剤の点滴を打つまでの流れ
助産師さんが様子を確認しにくる。
「お小水溜まりやすいですか?かなり膀胱に溜まっているようですね」と言われる。
(下腹部のポコっとしたやつ膀胱の膨らみだったんか…。赤ちゃんが下に降りてきてるとかじゃなかったんか…。)とショックを受ける。
助産師さんに「もしかして内診苦手ですか?たぶん今日は、この後朝イチで院長が子宮口の開きを診察で確認して、バルーンを入れるか判断して、バルーンを入れた後も陣痛促進剤を入れるかどうか様子を見るので、診察の回数が増えるんですよね。診察が苦手なら、私から先生に、診察の回数をできるだけ少なくしてもらえるように言っておきましょうか」と言われ、「内診苦手なのでそのように言ってもらいたいです」と伝える
トイレに行って小をする。だーっと出した後、4回くらい、感覚がない状態で小が出て、(こんなに溜まっていたのか、自分の膀胱おかしくなっちゃったのかな…)と恐怖を感じる。
陣痛の間隔は、深夜の頃に比べると頻度が下がってきており(1時間に3・4回くる程度?)、陣痛の感覚が少なくて楽になり余裕がある気持ちと、「え、もう一度最初からやり直しになるの?」という気持ちとで複雑になる。
再度助産師さんがくる
「院長に話してみたんですけど、やっぱり診察はしたいとのことでした」と言われる。
助産師さんが帰って1人の時間になった時
(夫といろいろ運動していろんな道歩いたな…)とか、
(仲があまり良くない母親から、応援のメッセージが遠回しに届いたの、あれは母親なりに気を遣ってくれてたんだな…)とか、
妊娠中のこれまでの努力とか、周りからの温かい応援の気持ちとかを考えてしまい、急に泣けてきてしまった。
ぐっすり眠れておらず寝不足なのと、これから確実に出産を迎える恐怖とで、言葉通り気持ちがぐちゃぐちゃになり、1人でベッドに横になりながら、声を押し殺しながら涙を流していた。
ナースコールで、診察するのでナースステーションまで来てくださいと言われる。
院長が来るまでの間僅かに時間があり、助産師さんに泣いていたことがバレ、「どうしました…?どこか辛いですか…?」と聞かれる。
「身体的には問題ないです」と答えるもその場で泣けてきてしまい、再度涙がツーっと出てくる。
助産師さんに「何が不安?診察が不安?」と聞かれ、私が「うーん」と首を傾げると、「何が不安?」と再度聞かれ、
「わからない…。痛みが不安だと思います…。」と伝えると、「他には何が不安?」とさらに聞かれ、
「さっきトイレに行ったら、感覚がない状態で小がたくさん出て、腎盂腎炎の症状なのかな、一昨日も散歩している時腎盂腎炎の症状っぽい、背中が痛くなる症状が出たし、それも不安」と伝える。
「他には?」とさらに聞かれ、「うーんとにかく痛みが不安だと思う」と伝える。
ちょうどその時院長到着。院長による診察。
診察の際、助産師さんが「手を握っててもいいですか」と言ってくれて、手を握ってくれた。
内診。院長に「すごいじゃない、子宮口開いてるね。これなら点滴入れればすぐ産まれるね。じゃあこれからすぐ促進剤を打っちゃいましょう」と言われる。
助産師さんが、「腎盂腎炎が心配みたいです」と伝えてくれ、腎臓もエコーで見てもらう。
しかしその間私は涙を堪えている状態で、せっかく院長がエコーを映しながら色々説明をしてくれていたが、それをしっかり聞くことができなかった。
私があまり聴いていなさそうなことを察して、院長も腎盂腎炎の様子について話すのをすっとやめて、「あ、今の説明私向けだったのか」と申し訳なくなる。
診察が終わって院長がいなくなった後、助産師さんが、「促進剤を打った後は別の部屋に移動になるので、荷物をまとめておいてください」「泣いてもいいんですよ、こういうのは出し切ったほうがいいですよ」と言ってくれた
部屋に戻って一度涙を流しきる。
その後荷物をまとめる。
荷物をまとめ終わったちょうどその頃に助産師さんがきて、陣痛室に移動になる。荷物は助産師さんが全て持ってくれた
助産師さんに、「少しおちつきましたか?」と聞かれ、「はい」と答える。
「旦那さんは立ち会いする予定ですか?」と聞かれ、頭が回っていなかった私は「え、立ち会いと面会って違いますか?」と聞き返してしまう。
「立ち会い出産する予定ですか?」ともう一度聞かれ、「はい」と答えると、「じゃあお産が進んできたら旦那さん呼ぶことになりますからね〜」と言われる。
(え、もう今日出産するの…?)と、点滴を打つことが決まったといえど出産までまだまだ時間がかかると思っていた私は、今日出産になる前提で話が進められびっくりする。
陣痛室についたら点滴の針を刺され、その後即NST。点滴の中身はまだ入れないみたいで、「しばらく赤ちゃんの様子を見てから点滴を打ち始めますね」と言われる。
NSTをつけてもらっている最中、助産師さんに、「◯◯さんと私、同い年でした。同じ年でもう母に…!」と言われ、「あ、同い年だったんですね…!」と少し会話が弾む。
「お産の間はスタッフがずっと横にいたほうがいいですか?」と聞かれ、「そのほうが安心できます、呼吸法があってるかとか教えてほしいし」と答える。
「わかりました、そう伝えておきますね、何かあったら遠慮なくナースコールで呼んでもらっていいですからね、まあ『ちょっと待って』ってなることもあるかもしれないですけど」と言われる。
NSTを見ていると、ちょうど一定のリズムでお腹の張りが来ている様子だった。
(点滴打つ前に、ちょうど陣痛が来たのでは…?)と思っていた。
ちょうどその頃朝ごはんが運ばれてきて、助産師さんがご飯をベットの上にセットしてくれた。
お産は体力勝負と聞いていたので、全部食べなきゃと思い全部食べる。
食べている最中も陣痛が定期的に来ていたので、数分くらい食べて飲み込んで、陣痛がきたら呼吸法、というのを繰り返し、全部を食べきる。
噛みきれず口に残った状態で陣痛が来てしまったら、呼吸法によって口の中のものが全部出てしまいそうな気がしたので、食べ物を口に入れるのは陣痛が去った後の1~2分くらいだけにして箸を止めて、常にNSTを見ながら、そろそろ来ると思ったら頑張って飲み込むということをしていた。
噛まないと食べれない食べ物(パンなど)は食べるのがとても大変だった。
陣痛が来てからは、いい意味で余裕が全くなくなり、先ほどのぐちゃぐちゃになっていた気持ちは治り、ずっと心を無心にして陣痛に集中することができた。
(ネガティブは暇から来るってまさにこのことだな…)とぼんやり思っていた。
②陣痛促進剤を打った後の流れ
まだ食べている最中だったが、助産師さんが来て、「じゃあそろそろ点滴入れていきますね」と言われる
助産師さんに、「ここから日勤の助産師さんに変わるので私はいなくなるんですけど、頑張ってくださいね」と言われる
朝ごはんを全部食べ終わったら陣痛に集中。
念のためトイレに行っておこうと思い、ナースコールで助産師さんを呼び、「念のためトイレに行きたいので行き方を教えてほしいです」と伝える
そうしたら、再度先ほどの夜勤の助産師さんが来てトイレに連れて行ってくれた。(さっき頑張ってくださいねってバイバイしたのにまた会ったのちょっと気まずい…というか助産師さんこの時間までいるってことは確実に残業してるやん…)、と感じる。
トイレに行く際は、NSTの機械を全て取られ、トイレから戻ったら再度NSTの機械がつけられた。
この時のトイレではまだ普通に小が出た。
トイレが終わった際に、「トイレに行きたい時は毎回ナースコールで呼んでNSTの取り外しをして行く感じですか?」と聞くと、「はい、点滴打ってる間はNSTをずっとつけるので、毎回取り外しをしてトイレに行きます」と言われ、(それはトイレかなり行きづらいな…)と感じる。
トイレが終わったらまた陣痛に集中。
別の助産師さんが来て「日勤の〇〇です」と言われる。
点滴を追加される。
助産師さんに、「今どこが痛いですか?」と聞かれ、(どこが痛いってどういうことだろう…?普通にお腹が痛いけどな…。)と思い、「下腹部あたりが痛いです」と伝える。
そこから30分に1回くらいの頻度で助産師さんが様子を観にきて、点滴を追加していった。
この時は、あぐらをかき、痛みがきたら呼吸法、痛みのない時は目を瞑って半ば寝る感じでリラックス、というのをずっと行っていた。
おそらく9時40分くらいになったところで、助産師さんから体制を変えてみることを提案される。
四つん這いになって、大きな長方形のクッションに手と頭をつける体制になる。
(あぐらの姿勢じゃなくていいのか…?)と思いつつ、もう四の五の言っていられる余裕もなかったので、とりあえず言われた通りの体制になる。
意外とこの四つん這いの姿勢でも陣痛をやり過ごせることがわかり、(あぐらじゃなくてもいけるんだ…。)と思う。
しばらく陣痛に1人で耐えていた後、助産師さんが再度来て、「今どこが痛いですか?」と聞かれ、「今痛いの腰な気がします!」と伝えると、腰をさすってくれるようになった。
この時に、(なぜ痛い場所を毎回聞いてくるのか。それは赤ちゃんが今どのあたりに降りてきているかなどを判断するために聞いていたのか!)と気づいた。
そして腰をさすられると本当に楽になる。そして、助産師さんはやはり腰をさするのが上手だな、など思っていた。
「腰を温めると少し痛みも楽になってお産も進みやすくなるから、腰を温めてもいいですか?」と言われ、昨日の夜渡されたものと同じ電気座布団?のようなものを腰に押し当てられた。
助産師さんに、「そしたらパパをそろそろ立ち会いに呼びましょうか」と言われ、夫にLINEで電話をかける。
「もう病院来ていいらしいから、来てね」と簡潔に伝えて、「はい、じゃあ行くね」と言われたから「はい」と言って即電話を切る。
まだそんな会話できないほどしんどいわけではなかったが、助産師さんの前で夫と普段通りに仲良く電話するのは恥ずかしいという気持ちで、かなり簡素な会話になってしまった。
腰が痛くなり始めてきたあたりで、これまでフーフーの呼吸法だけで凌げてたのが、「あーーー!!」と叫び声が出始めるようになる。
別の助産師さん(サブ助産師さん。ベテラン。)がやってきて、私の状態を見て、「おーこれなら今日生まれるね」「今日赤ちゃんに会えるよ」「分娩室の準備してきますね」と声をかけてくれた。
夫は15分くらいで病院に到着。
その時私は、四つん這いになり助産師さんにもたれかかりながら、お尻にテニスボールを置いていた状態。
ちょうど夫が到着したあたりで、四つん這いの姿勢がきつくなり、「この体勢きつい…」と助産師さんに伝える。
そうしたら助産師さんが「じゃあ横になりますか」と提案。今度は右向きに横向きになる。
その際、「赤ちゃんの通り道を塞がないように」と、先ほどもたれかかっていた長方形枕を太ももの間に挟んでくれた。
太ももの間にクッションを挟んだらとても横向きの姿勢が楽になり、(「横向きに寝る時枕を挟むと楽」というのは本当だったんだ…)と密かに感動する
このあたりからだんだんおしりが痛くなってきて、助産師さんがテニスボールをお尻に当てるようになる
私がよく見ていた助産師はるかさんのYouTube動画では「いきみ逃しとかしない」と聴いていたので、「あっ、普通にテニスボール使うんか…。」という気持ちになった。
しかし本当にテニスボールをおしりにあてられると痛みが楽になったので、(ほんとにテニスボール当てると楽になる〜)とここでもまた密かに感動をしていた
そしておそらくこのあたりで、暑すぎて汗がダラダラ出てくるようになる。腰に当てていた電気座布団?も暑かったし、おそらく体温も上がっている。
しかしもうここまでくると暑さとか汗とかもう気にしなくなる。汗が顔をツーっと伝ったり、汗で髪の毛がぐしゃぐしゃのベタベタになってくるかが、構わず陣痛に集中。
ここで助産師さんから夫に腰さすり&テニスボール担当が交換になる
夫に交換になって少ししたら助産師さんは陣痛室から出ていってしまった。
夫の腰さすりが弱く、「もっと強くさすってー!」と叫んでいた。
引き続き陣痛の際に「あーーーー!!!」と高い叫び声が出る状態。
(でも叫び声イコール息を吐いているのと一緒だから、これでいいですよね!?いいですよね!?でも、「あの人声高いねー」とかって助産師さんに思われたりしたらちょっと恥ずかしいな…)など思っていた。
夫にさすり&テニスボールをやってもらうこと15分程度。
その間に1回か2回程度助産師さんが点滴のメモをしに陣痛室にやってくるも、メモを書いたらすぐに出ていってしまった(らしい)。
助産師さんが来て、一回パパ交換しようかと言われる。
夫は陣痛室の外にいき、5分か10分くらい休憩。
助産師さんからもう一度「パパ来てください」と言われ、助産師さんと夫が再度交換。
夫がまたテニスボールを当てるのをやっていたら、助産師さんにベッドの枕側の高さをあげようかと提案され、ベッドを上げた。
テニスボールはお尻に置いて、あぐらを描きながら俯いたような姿勢で、助産師さんの肩にもたれかかりながら、陣痛が来た際には引き続き「あーーーあーーーーあーーーーーー!!」と叫んでいた。
夫は一度テニスボールを離れて、助産師さんにもたれかかっている私に対して背中をさすっていた。
助産師さんと夫が交代。
引き続き夫の肩にもたれかかりながら「あーあーーーーー!」言っていた。
助産師さんと夫が交換する際にちょうど陣痛が来そうになってしまい、「早く早く早く!!来てきて来て!!」と夫に叫んでいた。
夫は、もたれかかっている私に対して、引き続き背中をさすってくれていた。
その状態で15分くらい経過。
ベテランのサブ助産師さんがやってくる。
ここでメイン助産師さんとサブ助産師さんがバトンタッチ。(時間的に、メイン助産師さんはお昼ご飯を食べにいったのかもしれない)
サブ助産師さんは、横になっている私の目線まで屈んで、目を合わせてゆっくりと
「声は出さずに、お腹の上にある蝋燭に息を吹くように、息をフーと吐くようにするといいよ。声が出ると体力使っちゃうから呼吸だけにするといいよ。そうするとお産が早く進むよ。」とアドバイスをしてくれた。
(え、声を出さないってマジですか!?!?!?え、こんなに叫んでたのよくなかったの!?恥ずかし!)の気分になる。
会話する体力がなかったため、全力の困り顔・泣き顔(この時点では涙はまだ出ていない)で応対したところ、「苦しいね、やめたいね」と言われ、
(いやここで辞めたいって言ったら、いい陣痛が来なくなってしまうってYouTubeで予習したぞ)と思い、返答は何もしなかった。
その後、言われた通り声を出さないように頑張ってみるも、最初の3・4回は「ふうううううーーー」と声が出てしまっていた。
しばらくしてサブ助産師さんに「最後にトイレに行ったのいつですか」と聞かれ「朝ごはんを食べた後なので8時半くらい?」と答えると「そろそろ一度トイレに行っておきますか」と提案される。
尿意は全くなかったが一応行っておこうと思い、なんとか体勢を起こしトイレに向かう。
トイレに入る時、「じゃあドア閉めますねー」と言われるも、1人になるのが不安で、「閉めないでいい閉めないでいい閉めないでいい」といい、トイレの個室のドアを開けたままトイレをする。
サブ助産師さんはドアの外で、トイレの様子を見ないようにしてくれていた。
トイレをしようとしている間も陣痛が来て、
1度目の陣痛のときは「来る来る来る!」と言って立ち上がってトイレのドアの外にいるサブ助産師さんのもとに駆けつけてしまった。
サブ助産師さんは、サッと産褥ショーツを閉めて肩を抱いてゲンコツをおしりに当ててくれた。(助産師さん、本当にありがとうございます。)
もう一度、トイレで便器に座っている最中に陣痛が来て、その時は助産師さんのもとに駆けつけるのは間に合いそうになかったので、便器におしりを押し当てていき身を逃した。
トイレにしばらく座るも全く尿意がせず、「全く出ない、全く出ない」と私がいうと、サブ助産師さんに「尿道に管を入れて尿を出すこともできるけど、そうする?」と聞かれ、
(それは大変そうだし痛そうだな…)と思い、「いやそれは…」と答えると、サブ助産師さんに「じゃあいったん今は戻ろうか」と言われた。
サブ助産師さんとメイン助産師さんが再度バトンタッチ。
トイレから帰ってきたらまた体勢をあぐらに戻すことに。
テニスボールの上に座り、陣痛が来た時は助産師さんか夫の肩を抱き、下を向きながらブーブーと呼吸を続けた。
トイレから帰ってきたら、すぐに病院のお昼ご飯が運ばれてきた。
助産師さんも、私がもうご飯を食べられそうな状態にないことを察していて、「ママが食べられそうなもの食べたら、あとはパパが食べるようにしましょう」と言われる。
この頃にはご飯を食べて体力をつけなきゃという気持ちは無くなっており、こんな状況で食べられるわけないという気持ちになっている。
それでも最初はせめてと思い、箸を持って、具材が柔らかくてすぐに咀嚼できそうだったスープ(なすと豆苗)を食べていたが、箸を持つのもめんどくさいと思い、途中からはお椀から直接具材ごと飲み、具材を口の中でグジュグジュと潰して飲み込む形で食べるようにした。
それでも、咀嚼するのもだんだん辛くなってきて、最後は、汁だけはなんとかできる限り飲むも、半分くらい食べ終えたところで残りのスープは夫に飲んでもらうことになった。
スープの他に、デザートのゼリーも食べられそうだったので、夫に「スプーンでゼリーをかき混ぜて」と伝え、かき混ぜてもらった後、それをスープと同じようにお皿からそのまま口に流し込んで飲み込んでいた。ゼリーは具材がなかったため、全て食べることができた。
水も箸などを使ったり咀嚼したりする必要がないものなので、自分でコップを持って積極的にグイグイ飲んでいた。
夫が手伝おうと、私に水のコップを差し出してくれた時があったが、夫が飲ませようとしてくれているのかと勘違いした私は、
(他人から飲ませてもらうとなると、コップから水がこぼれないように気を使わないといけないが、こっちにはもうその体力もないんだよ怒)と思い、「コップやめて。ストローのペットボトルにして」と夫に言った。
すると夫は「ええペットボトル!?ええっとどこにあったかなどこにあったかな…」といいストローのペットボトルを探してワタワタバタバタ。
私は(ワタワタバタバタされるのちょっとイラっとするな…)と思うも、そんなことに感情と頭を使っていられないので、無心でいる。
(後日夫とこの時の話をしたところ、夫は別に夫から水を飲ませようとしていたわけではなく、ただコップを手渡そうとしていただけとのこと。私がコップを拒んだ際「さっきまでコップで水を飲んでいたのに急にペッドボトル!?」と驚いたらしい。ごめんな夫。)
食べられるご飯を全部食べ終えた後は、夫が部屋の外で残りの食事を済ませる。
夫は10分程度でご飯から戻ってきて、再度助産師さんと交代。
陣痛中は、もはや「ふ〜〜〜」ではなく「ぶ〜〜〜ぶ〜〜〜」という息の吐き方をしていた。
息を吸う時も、もはや「50m自由形の、クロールを25m息継ぎなしで泳ぎクイックターンをした後の、最初の息継ぎ」くらいの「ぶはあっ」くらいの息の吸い方をしていた。「ぶ〜〜はっっ、ぶ〜〜はっっ」みたいな感じ。体力の消耗が本当に激しかった。
私の母は、陣痛中に過呼吸になってしまい、赤ちゃん(私)の心拍が止まってしまったので緊急帝王切開になった、と言っていたが、「いやあ確かにこれは過呼吸になるのもわかるわ。私も一歩間違えたら過呼吸になりそうだな」とぼんやりうっすら頭の中で思っていた。
助産師さんに、「一回トイレに言っておしっこ出るかやってみましょうか」と言われてトイレに。夫は陣痛室で待機。
しかし尿は全くでず。自分でも尿が出ないことにかなり驚いた。
助産師さんに「おしっこが出ないなら、管を入れて出せますけど、やりますか?」と聞かれ、この時はもう陣痛の痛みがすごかったので、管の痛みなんて屁でもないだろと思い、「管でお願いします」と即答。
トイレ後は分娩室に移る。(あれ、陣痛室じゃなくて分娩室で管を入れるんだ、陣痛室には夫がいるからかな?)という気持ち。
陣痛と陣痛の間に管を入れることに。
管を入れた時、ほんの少しだけちくっと管が入っているような痛みがあったが、もはや全く気にならず。
助産師さんが、膀胱あたりを優しくさすりながら尿を出してくれた。尿が出ている感覚は全くなかった。
尿を出し終えた後は、そこで併せて、子宮口がどれくらい開いているかを確認するために内診。
内診のとき、陣痛中にお尻を押さえてもらえず、「お尻!お尻!」というも、「陣痛がきてる時に内診したいんだよね〜」と言われ、(ガーン)と思う。
内診の結果、「すごいじゃないですか、今6cmですよ」と言われる。
「すごいじゃないですか」と言われた時点で、「あ、これもしかして、、」と察してはいたが本当に「6cm」がきて、(全然開いてないじゃん〜〜こんなに痛くてまだ6cmかよ〜〜これがみんな出産レポで言ってたやつか〜〜〜これ進研ゼミで見たやつや〜〜)状態。
内診が終わった後でも、陣痛室に戻ることはせず、そのまま分娩室で過ごすことになり、「あ、もう分娩室にいていいんだ」という気持ちになる。夫も陣痛室から分娩室に移ってきた。
引き続き陣痛に耐える。テニスボールの上に座り陣痛が来た時は夫の肩を抱き、下を向きながらブーブーと呼吸。
助産師さんに、「次の陣痛が終わったら少し話をしていいですか」と言われる。
「なんだろう、いよいよ分娩の準備かな」と少し心を躍らせていたら、陣痛後、助産師さんに「今赤ちゃんが右を向いている状態で、まだ周りきっていない状態」「赤ちゃんが下に回ってこれるように、朝みたいに四つん這いになって、赤ちゃんが重力で下に降りてきやすいようにしよう」と言われる。
「赤ちゃんが回っていない????ということは、まだ全然産まれないってこと????え、私のお産順調じゃないの!???」と、文字通り『絶望』。
(ここから「いきんで良い」になるまでの時間が一番しんどかった。)
四つん這いになって、夫にお尻にテニスボールを当ててもらい陣痛に耐える。
夫曰く、私が「もっと強くお尻!」というので、言われるがままにテニスボールをお尻に当てていたら、テニスボールがぺちゃんこに凹むくらいだったとのこと。
とんでもない痛みの陣痛が、数分おきくらいのペースでどんどんくるので、休む時間がない。
「疲れたので一回タンマ、休ませて〜」ができず、自分の意思とは関係なしにどんどんどんどん休むことなく陣痛がくる、というのが本当にしんどいと思った。
ずっと四つん這いになるのがしんどくて、ナースコールで助産師さんを呼び「もう疲れました、力が出ないです」と伝える。
すると助産師さんに「そうしたら四つん這いをやめて横になろう。赤ちゃんがまだ右を向いているから、ママは左を向いて横になろう」と提案される。
引き続き左を向いて横になりながら、夫にテニスボールをお尻に当ててもらい、陣痛に耐える。
陣痛がくる間は「ブーブー」と息を全力で吐いていた。
ここで助産師さんはアロマを焚き、分娩室にヒーリングミュージック的なものを流し、部屋の照明をちょっとオレンジ色にしてくれた。
しかし私は「これをされるってことは、きっとまだ産まれないってことだよな、、」と感じ、絶望をする。アロマはとてもいい匂いだったが、あまり気は休まなかった。
助産師さんに「髪の毛ゴムで結んじゃってもいいかな?」と聞かれて、「お願いします」といい、手首にかけていたゴムで髪の毛を軽くまとめてもらった。
助産師さんが部屋を出ていった後、引き続き夫と2人で陣痛に耐える。
しばらくしてメイン助産師さんがベテランのサブ助産師さんと一緒にやって来る。
内診をしながら、サブ助産師さんが「ここをこうすれば、ほら赤ちゃん回ったね」と言っていた。
その後また助産師さん2名とも退出。引き続き夫と陣痛に耐える。
どこかのタイミングで助産師さんがきて、「ちょっと陣痛のタイミングが多くなってるので、点滴の量減らしますね〜」と言ってきた。
(あ、この陣痛の量は多い方だったんだ、それなのに赤ちゃん上手に回ってないのか、、)と心の中でうっすら思う。
もう本当に体が疲れて、「もう力が出ない。もう疲れた。もう力が出ない」をひたすら連呼。
「嫌だ」とか「辞めたい」といった言葉を口にしてしまうと陣痛のいい波が遠ざかってしまうので良くないとyoutubeで予習していたので、「もう力が出ない」という言葉になんとか留めていたが、それでもしんどすぎて、(でもしんどいって言っちゃダメだしな〜)と思い「もう、もう、もう」と最後の方は「もう」だけを連呼している状態だった。
夫に助産師さん呼んでとお願いしたところ、夫が大きな声で「すいませーん」と助産師さんを呼ぼうとするので、(それじゃこないだろナースコール押せよ)と思い、自分で頭の近くにあったナースコールを押す。
ナースコールを押した時は(そういえば陣痛促進剤を打ってから初のナースコールだ(最初のトイレを除く)、何も異常があるわけではないのに呼んじゃってごめんな、でももう助産師さんがそばにいて何かしてくれないと気が済まないよ〜〜〜)という気分だった。
(後日夫とこの時の話をすると、夫もナースコールを押していたものの、それでも助産師さんが来てくれなかったから、大きな声で呼んだとのこと。ごめんな夫。)
私がナースコールを押すとすぐに助産師さんが来てくれた。
助産師さんに、「もう力が出ない。もう疲れた。赤ちゃん回してほしい」と連呼。
助産師さんは「赤ちゃんは自分で回ってくれるよ」と言って、回してくれそうになかったので、それであればと思い「内診してほしい」と助産師さんにお願いをする。
助産師さんに「内診するけどさ〜」とちょっと怒り気味に言われ、気持ちがガーンとなる。
内診してもらったが「うーんまだ全開大ではないですね〜」という状態(何cmだったかは覚えておらず)。
ちなみにこの時には本当に「内診をしてもらった方が少し気持ち良い」状態になっていて「あ、すごい、本当に内診してもらった方が楽〜〜」と思っていた。
赤ちゃんを回すために、助産師さんに「じゃあ次から陣痛がきたら、お尻のいきみ逃しせずに、そのままお尻にちょっと力を入れちゃってください」と言われる。
これが結構大変だった。(うんちに全部持ってかれる〜〜〜〜)という感じだった
助産師さんは、ずっと内診で指を入れっぱなしにして、赤ちゃんの頭が中心に回ってくるように、赤ちゃんの頭を指でちょっとぐっと動かそうとしてくれたりしていた。
(なんだかんだ赤ちゃんを回そうと頑張ってくれてる…!?本当にありがとうございます…!)と心の中で思っていた。
会陰のマッサージもクルクルとしてくれていた。
会陰マッサージされてると気づいた時は(え、助産師さんもしかして会陰マッサージしてくれてる?自分では怖くて絶対にできなかったやつだけど、今してくれてる!?)と思い、でもそれを考えてしまうと恐怖で体に力が入ってしまうと思い、頭を真っ白にして会陰マッサージのことを考えないようにしていた。
でもここまで来ると会陰マッサージは全然痛くなかった。
この辺りでベテランのサブ助産師さんがまたやってきて、「リンゴジュース飲む?リンゴジュース飲んだら力がつくよ、リンゴジュース持ってこようか?」と聞かれる。
しかしなぜか私は、(リンゴジュース?それ絶対有料でしょ、お金がもったいないな)など心の中で思ってしまい、「それよりもまず水飲みたい、水」と誤魔化して回答。
それを聞いてサブ助産師さんが、私が家から持ってきたストロー付きペットボトルを口元に差し出してくれて、それを飲んでいた。
なおサブ助産師さんはその後もしばらくして定期的にリンゴジュースを勧めてきて、1回目・2回目はそれでも水を飲んでいたが、3回目に助産師さんに「リンゴジュース持ってこようか?」と聞かれた時には、(なんか断るの逆に申し訳ないな)と思い、素直にリンゴジュースを飲むことに。
夫がリンゴジュースのパックのストローを口元に差し出してくれて、それでリンゴジュースを何回かに分けて飲んでいた。
何回かリンゴジュースを定期的に飲んだ後、夫が「リンゴジュースより水の方がいい?」と私に聞いてきてが、その際サブ助産師さんが「リンゴジュースの糖分が大事だから、リンゴジュースリンゴジュース!」と伝えてきたので、そのままリンゴジュースを飲み続けていた。
このあたりで、夫が頭の近くにあったうちわで私のことを仰いでくれたが、「寒いからやめて」と伝える。
サブ助産師さんが「うちわはね〜、寒いっていう人も中にはいるんだよね〜」とフォローしてくれた。
またこのあたりで、陣痛の際に「バンッッッッ」と何かが弾けた音がして、助産師さんに「破水しましたよ〜」と言われる。
(これが破水か〜〜結構勢いよく弾けたような音がするんだな〜破水しても痛みは感じないんだな〜、というかここまで破水してなかったんかい)という気分だった。
ベテランのサブ助産師さんが再度やってきて、助産師さん同士で「今何センチ?」「うーん、ほぼ全開大です」というような会話をしていた。
おそらく助産師さんが、指で子宮口全開大まで開けるのを手伝ってくれていたんだと思う。
そしてやはりギリギリまで赤ちゃんの頭が真正面まで降りてこず、それで「う〜〜ん、ほぼ全開大です」という曖昧な返事になっていたんだと思う。
子宮口全開大になったあたりで、助産師さんは交互に分娩室からでていき、手術をする時のような格好?になって戻ってきていた。
(助産師さんがその格好をし始めるということは、そろそろ産まれるのかな〜?)など思っていた。
これ以降、助産師さんがずっと2人体制で私のそばにいてくれた。メインの1人が内診で指をずっとくるくるしてくれていて、もう1人のサブ助産師さんが私の横に立って頑張れ〜と応援を続けてくれていた。
なお私はこの頃になってもずっと引き続き「もう本当に力が出ない」と助産師さんに繰り返し伝えていたのだが、このあたりになってベテランサブ助産師さんに「いきむことはできそうかな」と聞かれる。
しかし私は頭が働かず「もう力が出ない」をひたすら連呼。
サブ助産師さんに「そっか〜いきむようになると楽っていう人も結構いるんだけどな〜、じゃあ一回いきむことができるか試しに一回だけやってみよう」と言われて、陣痛がきた時に試しに一回だけいきんでみることになった。
その時、「え、いきむってどうやるんですか」となり、「鼻から息を吸って、ぐっとそこで止めて〜」と言われて(鼻から息を『吸う』!?!?!?「吐くことにだけ集中せよ、吸うことは考えるな」ってyoutubeで予習してたから吸うことなんて頭の外に完全に出しちゃってたよ、『吸う』!?!?え、どうやって吸うの!?しかも鼻から??)ともはや鼻から吸うやり方を忘れていた。
まあそれでもなんだかんだ鼻から息を吸うことはできた。鼻から息を吸って、ぐっと呼吸を止めていきむこともできた。
あれだけ「もう力入らない」と言っていたのに、普通にできてしまった。サブ助産師さんにも「うん、しっかりいきめてるね」と言われた。
でも私は(いやまあ確かにいきむことは普通にできたけど、でもいきんでいいってなってから2時間かかるんでしょ〜〜〜そんなに力持たないんじゃないの〜?、もう本当に力入らないんです)という気分だった。
そこからしばらくして、サブ助産師さんに急に「はいじゃあいきんでね〜」と言われ、「え、もういきんでいいんですか」「いいですよ」となり、「あ、もういきんでいいのね」とちょっと拍子抜けした。
(陣痛がきた時に息を吐きながらもういきんでいたからかな?だから正式に「今からいきんでいいですよ」と言われなかったのかな。)など思っていた。
いきんでいいよとなってからは、(あ、いきむと確かに楽かも。本当だ。呼吸を止めていきむだけでこんなに変わるんだ)と思った。
いきむ時は、腹筋に力を入れていたような気がする。
妊娠してからは基本「お腹に力を入れないように、お腹に圧を、負担をかけないように」とずっと言われてきたし注意をしてきたので、(いや、最後の最後に腹筋使うんかい〜〜〜、これまで腹筋使ってなかったから腹筋無くなっちゃってるよ〜〜)という気分だった。
陣痛がきていない時間は、「あれ?無痛分娩で産んでるのかな?」と思うくらい、全く痛みがなかった。
陣痛がきていない時、どうしても最初は陣痛の流れで「ふーふー」で呼吸をしてしまっていたけど、夫に「はーだよ、はー」と言われて、ようやく「はー」と呼吸を何回か吐ける状態になっていた。いきむ段階になってからは陣痛がきていない時間「はー」で呼吸ができるようになっていた。「はー」で呼吸を吐くと本当に体の力が抜ける感じがして(本当に「は〜」の方がリラックスできる〜すごい〜)と思っていた。
サブ助産師さんは「『ふ〜』でも悪くはないけど、『ふ〜』だとまだ体に力が入っちゃうんだよね〜、『は〜』の方がいいんだよね〜」と説明をしてくれた。
いきむときは本当に、誰かの出産レポでも読んだけど「全力の大便」っていう感じ。
そして全力でいきむのでどうしても目を閉じてしまい、夫に「目開けて!目開けて!」と言われてようやく目を開けられるような状態。
(確かにこれは顔がサンシャイン池崎になるわ〜〜)という気分だった。
いきんでいる時に、フラッシュが2回ほどたかれたような気がして、(なるほど、この姿を写真に撮って思い出に残すのか〜)と思っていた。
(ちなみに後日病院から入院中の写真のデータをもらったが、いきんでいる最中の写真は一枚も入っておらず、拍子抜けした。夫に言いても「フラッシュなんてたかれてなかったよ」とのこと。あのフラッシュはなんだったのか。体の異常なのか。)
排臨の時は、本当にうんちのような感じだった。うんちがぐ〜〜〜っと出てくるような感じ。でも、陣痛がなくなると引っ込んでしまう。
(え、本当に赤ちゃんがでできそうになっては引っ込んでるのがわかる〜〜せっかく出てきたのに引っ込まないで〜〜!!そのまま出てよ〜〜〜嘘でしょ引っ込んじゃうの〜〜〜)という気持ちだった。
そしてこのあたりで本当にうんちが出る。
うんちが出た時、助産師さんに小さな声で「今うんちでましたからね〜」と言われる。
確かにうんちっぽい匂いがするも、自分がうんちを出した感覚は特にせず。
(本当に、赤ちゃんなのかうんちなのかわからないんだな〜)と思っていた。
夫に後日聞いたところ、夫はうんちを出していたことには全く気が付かなかったとのこと。
またこのあたりで、再度助産師さんが管で尿を出してくれていた。この時は特に尿を出しますね〜など言われることもなく、よく見たら助産師さん尿とってるじゃん、とようやく気づいたくらいだった。
おそらく膀胱あたりをさすりながら出してくれていたと思うが、肌をさすられている感覚も特にわからなかった。
サブ助産師さんに「今、赤ちゃんの頭出てきてるよ〜排臨の状態。排臨って言葉、聞いたことあるかな〜?」と言われる。
(はい、youtubeで予習しました)と思っていたが、声に出して伝える力もなく、うんうんと頷くだけで返事。
「今赤ちゃんの頭、これくらい(指で大きめのマスカットの粒くらいの大きさの丸を作り)出てきてるよ〜」と言われる。が、(まだそれしか出てきてないんかい)という気持ちの方が、正直大きかった。
陣痛促進剤の点滴がなくなりそうになっており、「あと30分で産まれるかな?」「う〜ん、いけるんじゃない?」と助産師さんが話しているのが聞こえた。
(あと30分で生まれるの!?あれ!?2時間もかからずに意外と生まれる感じ!!?)と思っていた。
しかし結局陣痛促進剤の点滴は無くなってしまい、助産師さんが新しい点滴のパックを付け替えていた。
突然サブ助産師さんが院長を電話で呼ぶ。
「ちょ〜〜ど良い発露の状態です」と呼んでいた。
(あっ意外ともう発露なんだ、え2時間かからず生まれるんじゃない?)という気持ちと、(院長が来るのか〜普通に診察の合間にお産の対応してたんだ、それは確かに診察の待ち時間が突然長引くこともあるよな、お医者さんって大変だな)など思っていた。
院長は分娩室に入ってくると、「うん、もうすぐ産まれそうだね〜」と穏やかな声で言ってくれた。
発露の時、サブ助産師さんが私の手に医療用の?ゴム手袋をつけてくれて(私が手に全然力を入れられなかったので、結局うまく手袋はつけられなかったが)、自分の股にすっぽりはまっている赤ちゃんの頭を触らせてくれた。
(お〜〜〜)とは思ったが、思ったが、、疲れすぎていてそんなに感動的なリアクションをその場で取ることはできず、ちょっと申し訳ないなと思っていた。
またこのあたりで助産師さんが、赤ちゃんを取り上げる時用の清潔な紙?などを用意し出したり、サブ助産師さんが私のお腹の上に、赤ちゃんが出てきた後にママが軽く抱っこする時用の清潔なシート?のようなものを用意してくれたりした。
このあたりで(もしかして私下から産める!?自分の母も叔母も帝王切開だったから、私もなんだかんだ帝王切開になるのかなとか思ってたけど、下から産める!?出産を死ぬほど怖がっていたこの私が、もしかしたら下から産めるの!?)など、ちょっと感動した気持ちになっていた。
産まれる直前、赤ちゃんの頭がすっぽり出口にはまって動かなかった。本当に微動だにしなかった。数分くらい?動かなかった。
(え、今赤ちゃんの頭が股に挟まっているの。え、股の穴どんだけ開いている状態なの)とチラッと思ったが、それを思ってしまうと恐怖で体に力が入ってしまう、と直感的に思い、頭を真っ白にして考えないようにした。
そして頭がすっぽり穴にはまっている状態の時も、痛みはなかった。
NSTの機械が赤くなり、ピコンピコン言っていたため、サブ助産師さんに「鼻から息吸って〜」「次の陣痛で出してあげましょうね〜」と言われる。
サブ助産師さんに「体の力抜くの上手だね〜」と言われ、「いやもう力が入らないんです」と返す。サブ助産師さんは「うんそれでいいよ」と言ってくれた。
NSTがピコンピコン言っているので、赤ちゃんを早く出すためにも、陣痛がきていない時に試しにいきんでみてみようとしたが、全く力が出ずいきむことができなかった。
もはやこの時は、早く陣痛来いと思っていた。陣痛がくると、本当にいきむことができた。人間の体ってすごいなと思っていた。
助産師さん同士で、「会陰切れちゃいそうですね」と話しているのが聞こえ、(お、会陰切開するか?)と思って待っていた。
赤ちゃん誕生。
「ん〜〜〜〜〜〜」といきんでいたら突然、サブ助産師さんが私の左手を私の胸あたりにおいて、「はっはっはっはっはっは」というので、私も「はっはっはっは」と呼吸を変える。その場にいた助産師さん・院長も含め全員で「はっはっはっは」と言ってくれていた。
(え、もうでたの?あんまり出た感覚しなかったけど。出産レポとかでは『デュルン』って感覚がしたとか読んだけど、それはあんまりわかんなかったな)という気分だった。
「はっはっはっは」の呼吸になってからは、すぐに赤ちゃんが出てきた。
院長が「はーい臍の緒切るね〜」と言い、そこからすぐに赤ちゃんの泣き声。
最初に赤ちゃんを見た感想は「うわ、私のお腹の中から人間が出てきた」だった。
そして赤ちゃんを見たときの私は、顔が笑顔だったと思う。
自分でも、(あれ自分さっきまでさんざん「力が出ない〜」とかって暗いこと言ってたし、赤ちゃんのこと可愛がれるか不安にもなってたのに、笑顔だ。私、赤ちゃんを見て最初に笑顔になるタイプの人間なんだ)とこの時感じていた。
赤ちゃんは血まみれだった。
出てきた赤ちゃんを、サブ助産師さんが用意してくれた清潔なペーパー?の上で一瞬だけ抱っこ。最初、直接手で抱っこしようとしてしまい、「あ、このシートの下に手を入れて、シートで赤ちゃんを触ってね」と誘導された。
その後すぐに赤ちゃんが運ばれていって、夫もそれについていった。
夫が分娩室を出るタイミングで、院長に「はい、最後に一回だけいきんで〜」と言われ、いきむ。
おそらくこのタイミングで胎盤を出しているのだが、記憶にない。
結局生まれるまで会陰切開はされず。
(あれ?YouTubeでは会陰切開しないで出産できる人は初産ではほぼいないって聞いていたけど、私は残り1割側になったの!?会陰マッサージ全くやってなかったのに!?)と感動していた。
③産まれてから入院の個室に移動するまでの流れ
結局生まれた後、会陰の傷がかなり大きかったらしく、院長が、「これ縫うのに2時間くらいかかっちゃうよ・・・今日の午後の残りの診察は別の日にずらしてもらったほうが良さそうだね・・・本当は会陰切開やった方が良かったんだけど・・・」とちょっとメイン助産師さん宛にか?穏やかながら小さな声で悲しそうにぼやいていた。
その間助産師さんは無言だった。
(私の前で「失敗した」とかそういうネガティブなことを言わないように配慮してくれているのかな)など思っていた。
会陰を縫ってもらう間、股を広げていたのだが、股を広げるのをキープする力がもう残っておらず、股がプルプルとずっと震えていて、助産師さんに股を押さえてもらっている状態だった。
会陰を縫われている間は、分娩室内のモニターに赤ちゃんの様子が映されており、それをずっと見ていた。
麻酔の注射を会陰に何本か打たれた。雑誌だと「会陰を縫う際に麻酔を使ってもらえず、それがとても痛くて長く感じた」など書いてあることがあったため、(あ、普通に麻酔使ってくれるんだ。よかった)と思っていた。
どれか一本の麻酔を打たれた時に、鼻の辺りがシュッとして、(あ、今のが麻酔の打たれた感じか)と思った。
実際に縫っていた時間は、2時間もかかっていなかったように思う。しかし60分程度はかかっていたと思う。何針も何針も縫われた。
縫われた後、先生に「子宮の収縮具合見させてね〜」と言われ、お腹をグッと押された。
それが普通に圧迫感があり「うっ」となっていた。
助産師さんが2人体制で、私の背中や足の部分などについていた血をあったかいタオルで拭いてくれた。「今日はお風呂入れないからね〜あったかいタオルで体拭いておこうね〜」と言ってくれた。
お腹や胸・手・腕についていた血は「自分で拭いてね」とタオルを渡され、自分でふいた。
その後、病院で用意してもらっていたワンピース型のパジャマを片腕ごとに通しながら着させてもらった。
そして相変わらず、足の着圧ソックスはそのまま脱がず。
助産師さん2名は、私の分娩台を拭いて後片付けをしている間、普通にこの近くにできた新しいお店?の話をしていて、「お産が日常の助産師さんって本当にすごいな〜」と思った。
夫がまず最初に戻ってきた。夫としばらく会話。
次にサブ助産師さんが赤ちゃんを透明な台に乗せて運んできた
3人で写真撮影(17:45)。私が赤ちゃんを腕枕する形で抱っこして撮影。赤ちゃんの両手に私と夫の指を握らせた状態でも写真を撮った。
私は「ちっちゃい〜〜〜かわいい〜〜〜」とひたすら言っていた。
赤ちゃんはおくるみで包まれていたが、その赤ちゃんの動く振動が、お腹の中でモゾモゾ動いていた時の動きと似ていて、「あ、お腹の中に赤ちゃんがいたときの動きに似てる!」と夫に伝えていた。
助産師さんに「じゃあパパ、赤ちゃんのこと抱っこして写真撮りますか」と言われ、「あ、まずは妻が抱っこしてから・・」と夫がいうも、「ママは今抱っこしたからね〜。今はママ立ちながら抱っこはできない状態だからね〜」と言われ、普通にそのまま夫が立って抱っこしたまま写真を撮った。
(あ、さっきの腕枕が抱っこだったんだ)と心の中で思う。
写真撮影後は割とすぐに夫帰宅。
夫に、私の洋服などの入院グッズの荷物を個室のどこに置いておけばいいかと聞かれ、個室に入ったことがないのでわからない私は、適当に置いておいてと答える。
夫退室後、夫から、荷物を個室のクローゼットの中においておいたからねとLINEで言われる。
夜勤の助産師さんが分娩室に来る。
助産師さんから、「じゃあそろそろ部屋に移動しましょうね〜」と言われる。
まずベットに腰掛ける状態で起き上がり、それから点滴の台?に掴まりながら歩く。
本当に歩幅がめちゃくちゃ小さいよちよち歩きみたいな感じでしか歩くことができなかった。
「こんな歩き方でいいんですか、え、こんな歩き方しかできないけど」と助産師さんにひたすら言いながら歩いていた。
助産師さんは「いいですよ〜歩けてますね〜」と一緒にゆっくり歩いてくれた。
歩きながら助産師さんから薬の袋を渡された。
「ロキソニンって飲んだことあります?」と急に言われ、「えロキソニン??、、あ、生理痛の時とかに飲んだことがあるかも、、、」と回答。「うん、そしたら大丈夫ですね〜」と言われる。
私は(なぜ出産後にロキソニン!?ロキソニンって産後にも使える薬なんだ…)など思っていた。
「ここが◯◯さんの部屋ですよ〜」と案内され、個室に入ったらまずトイレ。
尿が自分で出せるか、最初の一回のトイレだけは助産師が一緒に付き添ってくれた。
最初は尿が出なかったが、数秒待ったらチロチロチロと尿が普通の量出てきた。
そして、会陰の傷の麻酔がもう切れているのか??それとも麻酔が効いていて尚痛いのかわからなかったが、とても沁みて痛かった。これが産後の会陰の痛さか〜〜これはトイレ行きたくなくなるな〜〜と思っていた。
その後は夜ご飯。
夜ご飯が運ばれてくるのを待つ間、ベットに腰掛けながら、夫に結構体がガクガクであることをLINE。
もう18時を過ぎていたけど、スタッフの人が夜ご飯を残して待っていてくれた。
夜ご飯を食べている時は(あれ、私さっきまでお産をしていたんだよな、なんか今普通にテレビ見てくつろぎながら夜ご飯食べてるの、本当に不思議だな)と思っていた。
夜ご飯を食べた後に、もう一度覚悟を決めてトイレをしたら、その時はロキソニンが効いていて痛みを感じなかった。
3. 出産を終えての感想

「赤ちゃんがこんなに可愛いってわかっていたら、もっと陣痛中も頑張れたかもしれないのに(怒)」。この一言につきます。
赤ちゃんって可愛い
語彙力をなくしたタイトルになっていますが、でも赤ちゃんって本当に可愛い。
出産後、入院用の個室で赤ちゃんを迎えた時に思ったのは、「赤ちゃんがこんなに可愛いってわかっていたら、もっと陣痛中も頑張れたかもしれないのに(怒)」ということです。
私は物心ついてからこれまでの人生で、赤ちゃんや小さい子供たちと触れ合う機会が皆無だったため、「赤ちゃんは可愛い」というのは一般論としては知っていたものの、実際に自分の心からの感情として「赤ちゃんって可愛い〜〜」と思ったことは実はありませんでした。
なので妊娠中も、「私は赤ちゃんを大切に思うことができるだろうか」「自分の赤ちゃんにすら人見知りをしてしまうのではないだろうか」など不安に思うことがありました。
陣痛中、助産師さんから「今夜には赤ちゃんに会えるよ!」と声をかけてもらっていたのですが、まだ赤ちゃんの可愛さを知らなかった私はそう言われても、「だから何だってんだ〜〜〜〜〜〜」としか思うことができていませんでした。
そんな私が、出産後赤ちゃんと対面して思ったのが「え、赤ちゃんって可愛い!!!可愛い!!!」です。
確かに、赤ちゃんがこんなに可愛いと知っていたら「今夜には赤ちゃんに会えるよ!」というのはとても効果的な声かけだったんだなと思いました。
赤ちゃんって小さくてふわふわ。お手々が小さい。
赤ちゃんが可愛すぎて、入院中は「こんなに可愛いなんて知らなかったよ!(怒)」という気持ちで、もはや涙を流していました。
自分のお腹の中にこんなにかわいい赤ちゃんがいたんだ、自分のお腹の中からこんなに可愛い赤ちゃんが出てきたんだ、というのが本当に神秘的だし、奇跡的だなと感じています。
もしこのブログを読んでいる方で、私と同じように「これまで赤ちゃんと触れ合ってきたことがなく、赤ちゃんに対してイメージがあまり湧かない」という方がいらっしゃったら
「赤ちゃんはどうやらとても可愛いらしい。お産を終えたらどうやらとても可愛い赤ちゃんとご対面できるらしい。それを糧にちょっと頑張ってみようかな」と少しでも思ってもらえたらなと思い、この段落を設けました。
4. 最後に
ここまで長文をお読みいただきありがとうございました。
ここまで出産レポを長々と書いておきながらこんなことを言うのも変ですが、出産レポを読む際は、出産レポとの「正しい付き合い方」というのを心得ておくのが良いと思っています。
出産・安産に向けて正しい知識をつけるには、まずは医者や助産師の方が出している情報を見るのが一番です。
(ちなみにおすすめの方だと、助産師はるかさんです。私は助産師はるかさんの動画を見て、お産への向き合い方が変わり、頑張ろうと思えるようになりました。)
その助産師はるかさんが動画の中でおっしゃっていたのですが、出産レポの中には稀に、医者や助産師の方などが見ると「うーん」と思ってしまうような、お産との向き合い方、陣痛中の対処法などが書かれているものがあるそうです。
(特に「絶叫」など書かれているものは、かなり「うーん」とのこと。)
私も出産レポを読んでいた中で思ったのが、やはりブロガーやyoutuberは閲覧数を伸ばしたいというのが根本にあるからか、無駄に過激に書かれているものが一定数あるなと思っていました。
そういう邪な気持ちがない人でも、やはりお産は武勇伝なので、「伝えたい!」という熱い気持ちが高まり、かなり熱の入った出産レポが書かれやすい傾向があると感じています。(私自身出産レポを書いていてそう思いました。)
ですので出産レポを読む際は、例えばタイトルに「安産」など書いてあるものを読むとか、このお産の仕方が完全正解なものなわけではないことを心得ながら読むとか、うまく距離感を保って読むのが良いのではないかと思っています。
出産レポから得る情報としては「ああ、ここでみんな心が折れやすいんだな」など傾向を掴んでおく程度にとどめ、正しい呼吸法なり陣痛中の過ごし方なりいきみ方については、医者や助産師の方が発信しているものを見るようにする、というのが良いのではないでしょうか。
最後にはなりますが、皆さんのお産が良いものとなるよう、心より祈っています。

新しい物事にチャレンジするのは、誰だって勇気がいることです。
自分の実体験が、少しでも皆さんの心を軽くしたり、背中をそっと押すものになることができたら嬉しいです。
このサイトでは、後輩を応援したいという気持ちで、これからもさまざまな記事を執筆していきますので、ぜひご覧ください。
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